Illustratorで夏のイラストを描こう！その1の続きです。
今回は背景の虹・雲と、女の子の帽子を着色していきたいと思います。

前回講座の続きになります。「その1」がまだの方は先にご覧ください。

• Illustratorで夏のイラストを描こう！その1【イラレメイキング】
  

虹の着色

  下記のような曲線を作り、線幅を30pxぐらいにします。
（前回なぞった虹のクローズドパスは消しました。 ごめんなさい、行き当たりばったりで…。）

塗りは無しで、線にはグラデーションを適用します。

分岐点（グラデーションスライダー内の四角）を追加していき、 ７色に変化するグラデーションを作成します。

グラデーションパネル内の「線：」の後に３つのボタンが表示されています。

線にグラデーションを適用している時は、 こちらのボタンからグラデーションの種類を選ぶことができます。

一番右側「パスに交差してグラデーションを適用」を選択すると… このようになります！

リアルな虹っぽく、半透明にしましょう。
虹全体の不透明度を80%に下げます。

雲の着色

雲を着色していきます。

雲本体の線を灰色し、塗りには【白→灰色の線形グラデーション】を適用します。

雲本体の前面の線は、点線にします。

線の色を灰色に設定したあと、線パネルで以下のように丸型線端・破線を設定してください。

帽子の着色

次に、女の子の帽子を着色します。

線画だと分かりづらいですが、 ゼリー入りドリンクをモチーフにした帽子です。
涼しげなスイーツに見えるように着色したいと思います。

まずはさくらんぼを着色。

さくらんぼ本体は、線無し・塗りに【赤→ピンクの円形グラデーション】を設定します。

ヘタは【線：暗めの赤、塗り：無し】に設定。
線幅ツールでヘタの上端だけ太くします。

さくらんぼ本体の前面に光を追加します。

【線：白、塗り：無し】で以下のような縦曲線を描きます。
線幅プロファイル１にし、不透明度70％スクリーンに設定します。

上の光も【線：白、塗り：無し】、不透明度70％、スクリーンに設定します。
線幅プロファイル２にし、丸型線端・破線を以下のように設定します。

次にゼリーを着色します。

線は無しにし、塗りに線形グラデーションを設定します。
不透明度は30%から70%へ徐々に濃くなるよう、 グラデーションスライダーの分岐点ごとに設定します。

水色→青・黄色→黄緑・薄紫→濃紫の３パターンのゼリーを作ります。

次にレモンを着色します。

最背面の丸は、【線：オレンジ、塗り：黄色】に。
線幅プロファイルは2に設定しました。

手前の丸は【線：オレンジ】、塗りには【白→黄緑の円形グラデーション】を設定します。

その上の５つの三角形は線をオレンジにし、 塗りには【白→黄緑の線形グラデーション】をそれぞれ設定します。

背面の円形オブジェクトを最前面に複製します。

複製した円形オブジェクトで５つの三角形をクリッピングマスク処理して、はみ出た部分を隠します。

次にジュース部分を着色します。

線無し、塗りに【水色→うす黄色→青の線形グラデーション】を適用します。
不透明度は、グラデーションスライダーの分岐点ごとに50%→60%→80%と設定。

コップ部分（上の画像で黒線のオブジェクト）を前面に複製し、クリッピングマスク処理します。

次にストローを以下のように着色します。

• ストロー本体…【線：白】【塗り：白→灰色の線形グラデーション】
• ストローの模様…【線：無し】【塗り：赤→暗い赤の線形グラデーション】
• ストローの曲がる境目のしわ…【線：白】【塗り：無し】 着

着色したら、ストロー本体を最前面に複製し、ストローの模様・しわをクリッピングマスク処理します。

コップ部分は塗り無しで、線には以下のように【水色→白→紺の線形グラデーション】を設定します。
不透明度は、グラデーションスライダーの分岐点ごとに80%→10%→60%と設定。

なんとなくガラスっぽくなります。

帽子のつば部分にも、同様の線を適用します。

塗りには【青で、不透明度が100%から0%へ変化する線形グラデーション】を適用。

帽子のリボンには【線：灰色】【塗り：灰色→白の線形グラデーション】を設定します。

仕上げに楕円形ツールを使い、【線：無し】【塗り：白】で泡をいくつか描画します。

 帽子が完成しました！

本日はここまでになります。
次回は女の子を塗っていきます！

続き→Illustratorで夏のイラストを描こう！その3