広告に役立つ心理テクニック3選!
ビジネスこんにちは、K2です。
私たちが何気なく目にする広告。
広告に注目させたり関心を引くために、実は様々な心理テクニックが使われているのをご存じでしょうか?
今回は広告に活用できる心理テクニックをご紹介します。
カクテルパーティー効果
自分に関係する言葉や、興味のある言葉に自然と意識が向く現象を「カクテルパーティー効果」といいます。
例えば電車内でスマホに熱中していても、自分の最寄駅名がアナウンスされるとなぜか気が付くといった経験はありませんか?
広告では、特定のターゲットに当てはまるような言葉を使用することで、ターゲットの意識を広告に向けさせることができます。
例えば…
- 「よく効く風邪薬」→「長引くのどのイガイガに、よく効く風邪薬」
- 「どなたでもご応募ください、一緒に働きましょう!」→「残業なし!働くママの多い、子育てと両立できるお仕事です。」
この効果は会話をする上でも役立つといわれています。
相手と話すとき、できるだけ名前を呼ぶだけでも好印象を持たれやすいそうです。
カリギュラ効果
禁止されることにより、かえってその行為をしてみたくなる心理を「カリギュラ効果」と呼びます。
例えばホラー映画の広告に「心臓の弱い方は絶対に観ないでください」「失神者続出!」などと書かれていたら… ホラー好きの人なら「そんなに怖いのだろうか?」と気になってしまうのではないでしょうか?
Web広告では、例えば
- 「セミナーの席数には限りがありますので、ただの興味本位のご参加はご遠慮ください。本気で年収UPしたいのでしたら、間違いなくご満足いただけます。」
- 「痩せすぎ注意!本気でダイエットしたい方以外は買わないでください。」
といったように、あえて購入者をふるいにかけるような言葉が使われています。
テレビ番組のCM前に次の場面をモザイク付きで映す演出や、雑誌の袋綴じもこのカリギュラ効果を利用しています。
片面提示と両面提示
物事の片面(メリット)しか提示しないことを片面提示といいます。
例えばあなたがアパートを探しに不動産屋に行き、
「綺麗なアパートです。駅から徒歩5分、家賃も格安です。」
などと、メリットばかり説明されたらどう感じるでしょうか? 「こんなに良い物件が安いなんて、何か欠点があるのでは?」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
逆に、物事のメリット・デメリット両方を提示することを両面提示といいます。
「このアパートは周りに坂が多いですが、駅から徒歩5分、綺麗で家賃も格安です。」
と言われれば、安い理由が分かり安心できるのではないでしょうか。
デメリットを正直に話してくれた不動産屋の担当者に対しても、信頼できると感じるでしょう。
このように、相手の信頼を獲得したい場合にはメリット・デメリット両方を伝えましょう。
人は先に聞いた情報よりも後に聞いた情報の方に影響を受けやすいため、デメリットを先に、メリットを後に提示するのがポイントです!
まとめ
心理テクニックは「使えば必ず売れる!」というものではなく、心理テクニックの取り入れ方が不自然だったり、意図が見え見えですと逆効果になってしまうこともあります。
あくまでさりげなく取り入れることがポイントです。
ではでは、K2でした!