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小説「燃えよ剣」土方歳三 これぞ喧嘩師の生きざま!な名言5選

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新選組副長として知られる土方歳三
その生涯を描いたのが、司馬遼太郎著の小説「燃えよ剣」です。

土方歳三とはどのような人物だったのか?激動の時代をどのように生きたのか?

今回は小説「燃えよ剣」の、土方歳三の生きざまが分かる名言5つを紹介させていただきます。

これぞ喧嘩師の生きざま!な名言5選

「刀の性分、目的というのは、単純明快なものだ。敵を破る、という思想だけのものである」

歳三が病床の沖田総司に向けて言った言葉。
「敵を斬る」という目的だけのために作られた刀と、歳三自身を重ね合わせています。

時勢も勝ち負けも関係ない。
「たとえ幕軍が全員破れ、降伏し、自分が最後の一人になったとしても戦う」と沖田に語っています。

歳三はこの言葉通り、賊軍となっても最期の瞬間まで戦い続けます。

「この敵の配置は、たったいま現在のものです。もう一刻たてばどう変化するかわかりません。喧嘩の前には忘れますよ」

歳三は「喧嘩」の前には必ず地形偵察し、精密な地図を作っていました。
林権助に「これで戦さをなさるのか」と訊かれた歳三は、上記の言葉を言って地図を破り、火鉢の中に投げ入れてしまいました。

事前調査の入念さとその場の判断力。
この両方が彼の強さの理由だということが分かるシーンです。

「あいつらも弾のなかにいる」

鳥羽伏見の戦いで、永倉新八率いる二番隊に突撃を指示した歳三。

その後、銃弾が飛んでくる中にもかかわらず、歳三は土塀の上にとびあがり胡坐をかいてしまいました。

自分も隊士と同じ状況に身を置いてこそ、隊士が歳三のために動けるのだという信念と、「おれにゃ弾はあたらねえ」という喧嘩師特有の自信が分かるシーンです。

「官軍が、私の未来を作ってくれるのさ。」

維新後、歳三は榎本武揚らと函館に独立政府を作ろうとしていたものの、要ともいえる官軍の甲鉄艦奪取に失敗しています。
歳三は、官軍が攻めて来るときが自分の最期だと考えていたようです。

上記は歳三に会うため北海道へ来た恋人、お雪との会話の一部。
全文を要約するとこのようなことを言っています。

「お雪や近藤、沖田と過ごした過去は私にとってかけがえがないものだ。
それ以後の北海道での過去は、単に毎日の連続でしかない、無意味なものだった。
だが官軍が来れば戦さが始まる。その未来だけは、音も色も匂いもちゃんとついて眼の前にある。」

近藤も沖田も死に、自分の人生の中の輝いていた瞬間はもう過ぎ去ってしまった。
自分にはもはや「官軍と戦う」ことだけしか残されていないのだ、という歳三の心境がわかるシーンです。

「やったよ、お雪」

官軍との最期の戦いの前にお雪に言った言葉。
分かりやすく言い換えれば「充分に生きた」といったところでしょうか。

歳三は敵の上陸とともに戦うだけ戦って死ぬつもりでした。

死を目前にした歳三は、「三十五年の生涯が、まるで夢のようにすぎてしまった」と自分の人生を回顧しています。

「おれの名は、悪名として残る。」と考えながらも、自分の信じる生き方をし、人生を充分に使い果たしたので悔いはないという心境が伝わります。

まとめ

「鬼の副長」と恐れられた土方歳三。

ですが激動の時代に「官軍か賊軍か・勝つか負けるかではなく、自分が信じる生き方をするだけだ」というスタンスでい続けたことには好感が持てました。

戦うことそのものが目的で戦い続けたような人物ですが、人間味の感じられるシーンもありました。

明るい沖田総司にとっては歳三が全く怖くなかったようで、逆に歳三を面白がったりからかったりしていました。
歳三も、沖田に対しては自分の考えを何でも打ち明けるなど、二人の友情が感じられました。

物語のヒロインである架空の女性、お雪との恋愛シーンも印象的です。

物語の序盤では、歳三は「身分の高い女性を手に入れる」ことだけにこだわり、特定の女性を好きになることはありませんでした。

ところがお雪に対しては、気持ちが冷めるのが怖くて関係を進めるのを躊躇したり、自分のことを知ってもらいたくて饒舌になったりと、まるで別人のように純朴でした。
お雪のことを心底愛していたことが伝わります。

「燃えよ剣」は2020年公開予定で映画化が決定しています。
気になった方はぜひ小説も読んでみてはいかがでしょうか?

ではでは、K2でした!

WRITER

K2

アニメやゲームが好きだがそれほど詳しくはない。陽キャにもなれず、オタクにもなりきれぬ哀れな人間。