【おすすめ本】オリジナルワーキング 独創的仕事人のセオリー
ビジネスこんにちは、NET SANYOのK2です。
ビジネスの場では「独創性」が必要とされます。上司の指示通りに仕事をこなすことは大切ですが、それに加え、独創的な発想や提案ができる人間が求められます。
ではそんな独創的なビジネスパーソンになるにはどうすればよいのでしょうか?
本書「オリジナルワーキング」では、元博報堂元制作部長、高橋宣行さんが、独創的仕事人の考え方と仕事術を解説しています。
今回は本書のなかから一部を抜粋し、紹介させていただきたいと思います。
独創的仕事人になるために必要なこと1「過去を否定する」
独創的仕事人になるために必要なことの一つが、「過去を否定し壊すこと」です。
人々の価値観や習慣は日々変化し続けています。その中で生き残るには、今まで通りのことをし続けるのではなく、常に時代に合った一番良い物を考え続けなければいけません。
前例を否定した上で、企業や社会・人々の価値観・競合といった情報を分析し、それをもとに「新しい価値」を作り出します。
このようにして生まれた「新しい価値」の事例2つを抜粋いたします。
旭山動物園
従来の動物園は、動物の姿形を見せる「形態展示」という展示スタイルでした。旭山動物園ではこの前例を壊し、動物の生態や能力を見せる「行動展示」という価値を生み出しました。
明治製菓
チョコレートといえば甘くておいしい、子供に人気のお菓子。明治製菓はそんな前例を否定し、カカオの健康効果に着目。カカオ分72%以上の、健康意識の高い大人のための商品「チョコレート効果」を生み出しました。
独創的仕事人になるために必要なこと2「信頼を勝ち取る力」
独創的仕事人に欠くことのできない能力が、「先につながる信頼を勝ち取る力」です。
点(その場だけ)で良いアイディアを出せる人は多くいます。
しかし一方で、顧客との信頼をつくり、持続する関係をイメージできる人は少ないと著者はいいます。
目指すべきゴールは、相手から信頼され「あなたがいないと困る」といわれるような、深くいい関係。すなわち「ベストパートナー」なのです。
最後に、ベストパートナーに求められる姿勢6項目を本書からご紹介したいと思います。
ベストパートナーに求められる姿勢6項目
- 「顧客本位」の発想で考えよう
- 「先」を読み、「全体像」を描こう
- 自分の「想い」を持ち、そこに周りを巻きこもう
- 創造性とロジックの双方をエンジンにして、動かそう
- 世の中を「動かす」ことを面白がろう
- 「自分ブランド」を磨くことにつなげよう
まとめ
ビジネスでは指示通りの仕事ができることに加え、提案力や独創性が求められます。
しかしそのようなビジネスパーソンになる方法を聞く機会は、なかなかないのではないでしょうか?
前著「オリジナルシンキング」の続きということで重複する部分もありましたが、独創性の根幹が理解でき、新入社員にも中堅社員にもおすすめできる本だと思います。
データ
- 著名:オリジナルワーキング
- 著者:高橋宣行
- 出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
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