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【書評】コンセプトメイキング 変化の時代の発想法

ビジネス

今は供給が需要を上回る、「モノ余り」の時代。
モノの特徴やメリットを伝えるだけでは売れなくなってしまいました。企業にとって大変厳しい時代です。

元博報堂制作部長の高橋宣行さんは本書で、「コンセプト」こそ現代に必要な発想法だと書いています。

コンセプトとは、企業の核となる「新しい価値観」で、企業のすべての行動の指針となるもの。

企業を船に例えるなら、コンセプトは羅針盤。コンセプトのない企業は、羅針盤も持たずに大海原を旅するのと同じように無謀だと著者はいいます。
 

ではどうすればコンセプトを作れるのでしょうか?

本書はコンセプトの作り方や事例を、シンプルな図つきでわかりやすく解説しています。今回は本書の中から一部を紹介いたします。

コンセプトの作成ステップ

コンセプトには様々な種類があります。
企業のコンセプトだけでなく、商品や施設のコンセプト・マーケティングコンセプト・広告表現コンセプト…。
ですがどのコンセプトも、作成ステップは共通しています。
 

  1. 企業のフィールド(企業の現状、強み弱み、競合、市場の環境、何が問題か)を現状分析します。
  2. 時代のフィールド(人々の意識、時代はどう動いておりどう変わっていくのか)を洞察します。
  3. 1と2の交差する部分を探します。そこからイメージし、仮説を立て、発想を転換していくと…閃く瞬間がきます。
  4. 閃きを魅力的な言葉にします(コンセプト化)。

コンセプトの事例

さまざまな商品・施設などのコンセプトが事例として紹介されています。
先ほどの作成ステップで紹介した「時代のフィールド・企業のフィールド・閃き・コンセプト」の図つきですので、コンセプトづくりの具体的な参考にできます。

さまざまなコンセプトの誕生背景を知ることで、「価値観をつくる」ということの意味が掴めてきます。

まとめ

「コンセプト」は企画や広告関連の職種だけでなく、どのようなお仕事にも必要な視点だと思いました。

最後には「自分のコンセプトメイキング」というページもあります。
本書を見ながら「自分の売りは何なのか?今後どうなりたいか?」と自分の生き方の指針を考えるのも良いと思います。


データ

  • 著名:コンセプトメイキング
  • 著者:高橋宣行
  • 出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
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WRITER

K2

印刷物・Web・動画制作会社「NET SANYO」の中の人。ホラーゲームが好き。