顧客のニーズが分かる!「ペルソナマーケティング」のメリットとペルソナの作り方
ビジネス商品やサービスを売り出す上でターゲットを設定することは非常に重要です。
でもどうすれば商品がターゲットに刺さるか分からず、お悩みではありませんか?
その原因は、ターゲットの絞り込みが充分でないからではないでしょうか?
例えば、ターゲットが「20代前半の男性会社員」だけでは・・・
- 社会人1年目で、仕事を覚えるので精いっぱいな会社員。
- 高校を卒業してすぐに就職したので、すでに一人前に仕事のできる会社員。
- すでに結婚して子どもがおり、共働きをしている会社員。
…など様々な人がおり、それぞれのライフスタイルや必要とする商品・サービスは全く異なります。
これでは有効なマーケティングを行うのが難しいのではないでしょうか?
ターゲットを詳細に絞り込むのに有効な手段が「ペルソナマーケティング」です。
今回は、ペルソナマーケティングのメリットや成功事例・ペルソナマーケティングを行う方法をお話しいたします。
「ペルソナマーケティング」とは
ペルソナマーケティングの「ペルソナ」は 商品(サービス)の象徴的な顧客像を意味します。
(元はラテン語で「役者のかぶる仮面」や「劇中の登場人物」 を表します。)
ペルソナマーケティングとは、仮想のユーザー「ペルソナ」を あたかも実在の人物のように細かく設定し、そのペルソナが満足するように商品やサービスを設計したり、ペルソナの心に響くよう宣伝を行うマーケティング手法です。
ペルソナの作り方
商品のターゲットを検討する
過去の販売データや市場分析・現在の顧客層とこれから相手にしていきたい顧客層・今後増えてくるであろう市場などに基づいて、あなたの商品(サービス)のターゲットを検討します。
ターゲットの人物像を肉付けする
設定したターゲットをもとに、ペルソナの人物像を肉付けしていきます。
ターゲットに合致する既存顧客がいれば、その顧客について知っている情報を参考にしたり、ターゲットに合致する人物へインタビューやアンケートを行い、ペルソナの細かいプロフィールを設定していきましょう。
プロフィールの項目例を挙げます。
- 名前
- 性別、年齢、仕事内容などの基本情報
- 一日の過ごし方
- 人生の課題や目標
- 商品やサービスとの接し方
- メディアとの接し方
このように、あたかも実在の人物であるかのように肉付けするのがポイントです。
ペルソナマーケティングのメリットと成功事例
ターゲットを具体的な1人の人物として設定する事で、 その人が何を思ってどう行動するかをペルソナ視点で考えることができるようになります。
ターゲット像が明確化されるため、チーム内の認識のずれを防ぐこともできます。
例えば前述の「20代のサラリーマン」がターゲットの場合、商品・サービスに関わるチーム全員が
- 「ペルソナの山田太郎さんはこんな悩みをもっていて、こういう商品が欲しいのではないか?」
- 「山田太郎さんのよく行きそうな場所は渋谷だから、渋谷に出店しよう。」
- 「お店の内装は、山田太郎さんの好きなこういうテイストにしよう。」
…といったように共通の視点で議論できるようになります。
ペルソナマーケティングを活用した成功例として、創業わずか10年で売上高42億円と成長を続けているSoup Stock Tokyo、生産が追い付かず販売中止になるほどの成功を収めたカルビーのジャガビーなどが挙げられます。
皆様も、ぜひペルソナマーケティングを行ってみてはいかがでしょうか?
ではでは、K2でした!