初心者でも今日からできる!簡単なロジカルシンキングの方法
ビジネスこんにちは、K2です。
ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンに必須と言ってもよいスキルです。
仕事は「売り上げを上げなければならない」「良い人材を採用しなければならない」といった課題の繰り返し。「ものごとを論理的に考える」能力がなければ、課題を解決することはできません。
難しそうだと思われるかもしれませんが、やり方さえ分かれば初心者でもすぐにロジカルシンキングを行えるようになります。
今回はロジカルシンキングの基礎知識と、初心者でも今日からできる、簡単なロジカルシンキングの方法をご紹介します。
ロジカルシンキングとは?
ロジカルシンキングを和訳すると「論理的思考」。
ものごとを筋道立てて考え、整理するスキルのことを言います。
ロジカルシンキングは、ビジネスのあらゆるシーンで役立ちます。
たとえば商談やプレゼンでは、主張の根拠を論理的に示すことで説得力を与えられます。
何か課題を解決したいときには、原因を論理的に分析することで適切な対応を導き出すことができます。
ロジカルシンキングの基礎知識【演繹法と帰納法】
ロジカルシンキングは大きく「演繹(えんえき)法」・「帰納(きのう)法」の2つの思考パターンに分けられます。
演繹法
ある大前提(一般論など)を元に、論理を次々繋げていくことで結論を導く方法です。
【大前提】働く女性が増えている → A駅にはオフィスビルが多いが、おしゃれで安い飲食店がない → A駅にはOLのランチに最適な店がない → OLをターゲットにした、安くておしゃれな店をA駅にオープンすればお客さんが集まる
帰納法
複数の事実から、共通点を見出して結論を導く方法です。
- 【事実1】A店舗の周りにはオフィスビルが多い。A店舗の売上は好調。
- 【事実2】B店舗の周りにはオフィスビルが多い。B店舗の売上は好調。
- 【事実3】C店舗の周りにはマンションが多い。C店舗の売り上げは伸び悩んでいる。
- 【結論】新店舗はオフィス街に出店すべき。
この「帰納法」をベースにした分かりやすい方法が、次に説明する「列挙」と「掘り下げ」です。
今日からできる!簡単なロジカルシンキングの方法
初心者でも今日からできる、簡単なロジカルシンキングの方法をご紹介します。
「列挙」「掘り下げ」の二つの方法です。
列挙
ある課題に対し、その原因をどんどん列挙していきます。
- 【課題】若手が育たない
- 【原因1】人材育成の仕組みがきちんと整っていない
- 【原因2】若手を教える時間が無い
- 【原因3】何を教えていて何を教えていないか、社員同士で情報共有できていない
掘り下げ
ある課題に対し、その原因を書きます。
その原因の、さらに原因となっているもの…とどんどん深く掘り下げていきます。
【課題】若手が育たない
【原因の掘り下げ】簡単な仕事しかしていないから → 難しい仕事は上司がやってしまうから → 教える時間が無いから → 上司の仕事量が多すぎるから → …
列挙して出てきた原因を掘り下げてみるなど、2つの手法を組み合わせることで原因を追求します。
列挙・掘り下げを行う際の3つのポイント
1.脳内だけで考えずに、必ず書き出す
書き出したものは後で見直して、書き足すことはないか・同じことの言いかえが混ざっていないかをチェックしましょう。
2.列挙・掘り下げ・解決策をごちゃ混ぜにしない
列挙で出た要素を掘り下げるといったように、列挙と掘り下げを「組み合わせる」のは効果的です。
でも、列挙のリストの中に掘り下げも混ぜるといった「ごちゃ混ぜ」は避けましょう。
また、解決策を考えるのは列挙・掘り下げが終わった後にしましょう。
原因を追究している途中で解決策を考えると、論理が飛躍してしまいます。
3.他人と意見を交わす
自分一人で考えるだけでは、論理に「穴」があってもなかなか気づけません。
ぜひ他人と話して意見を交わしましょう。
まとめ
論理的思考力は、生活の中でもお手軽に鍛えることができます。
目についたものをテーマに、「なぜ今日は電車がすいているんだろう?」「なぜこのお店はこの商品が人気なんだろう?」などと原因を考えるだけでもトレーニングになります。
ぜひ実践してみてくださいね。