マーケティング界で現在起きている7つの変化
ビジネスこんにちは、K2です。
私たちが接するメディアはこの数年で大きく変わりました。
それに伴いユーザーとのコンタクト手法が多様化し、マーケティングにおいては部分的な対策ではなく、トータルでの対策を行わなければならなくなっています。
今回は、現在マーケティング界で起きている7つの変化をお話ししたいと思います。
1.メルマガの訴求力低下
スマートフォン利用者・LINE等のSNS利用者増加により、メールボックスをあまり確認しないユーザーや、「捨てメアド」化しているユーザーが多くなっています。
配信コンテンツ・業種・ターゲットによってメルマガが最適な場合もあり一概には言えませんが、BtoCではアプリを利用した配信の方が費用対効果に優れることがあります。
2.ネット集客は、パソコンからさらにスマホ中心へ
「プライベートでインターネットへアクセスする際、スマホを利用する」というユーザーの割合が2013年から2018年の5年で1.8倍に伸びているとの調査結果が公開されました。
(参考:株式会社ジャストシステム マーケティングリサーチキャンプ「モバイル&ソーシャルメディア月次点調査(2018年6月度)」)
逆にノートPC・デスクトップPCの割合は減少しており、今後もスマホアクセスの割合が増加していくことが予測されます。
Webサイトのスマホ対応はもちろん必要ですが、まずモバイルユーザーを考えてWebサイトを企画・制作する「モバイルファースト」が適切の場合もあります。
3.ネットでの情報収集は、検索エンジンからSNSへ
お店や商品をネットで探す際、かつてはGoogleやYahooといったサーチエンジン検索が一般的でした。
現在はこのサーチエンジン検索に加え、「SNS検索」が若年層を中心に増えつつあります。
- 【例1】飲食店を探す際、インスタグラムで検索をかけ、美味しそうなご飯や綺麗な内装の写真を見てお店を決める。
- 【例2】ニュースやゴシップなどの最新情報を知りたいときはtwitterで検索する。
このように、各SNSの特徴を駆使した情報収集を行うのがスマホネイティブ世代のスタイルとなりつつあります。
4.ネットとリアルを更に融合させた「デジタルマーケティング」が必要に
メルマガやWebサイト(オンライン)からリアルの店舗(オフライン)へ誘導するのがO2Oの一般的な手法です。
現在では更に位置情報を活用し、店舗を訪れたユーザーや店舗周辺のユーザーにリアルタイムに情報配信を行うなど、よりネットとリアルを融合させた集客の工夫が必要となっています。
また、店舗で気に入った商品をスマホで読み取ることで手ぶらで買い物を楽しめるニトリのアプリのように、オフラインからオンラインへと繋げる手法も注目されています。
5.リアルタイムな ONE on ONE マーケティングへ
顧客エンゲージメント強化のため、より優れた顧客対応が必要とされています。
マーケティングオートメーション(MA)を活用し個々の顧客に対し適切な施策を行ったり、チャットbotを活用したお問い合わせへの即対応が重要視されています。
6.カスタマージャーニーマップを使ったオムニチャネル戦略が必要に
スマホとSNSの利用者増加により、ユーザーが商品を知り購入に至るまでのプロセスが多極化しています。
この多極化に対応するためには、カスタマージャーニーマップを活用した戦略が必要です。
カスタマージャーニーマップとは、ペルソナが商品の購入に至るまでどの媒体に接するのか、そして各媒体では「ユーザーにどのような体験をさせるか・ユーザーがどのように行動するか・ユーザーがどのように感じるか」を設定したものです。
カスタマージャーニーマップを作成することで複数の媒体を渡り歩くユーザーの動きを把握することができ、ユーザー側の思考に立って媒体・施策を検討することができるようになります。
7.動画マーケティングはまだまだ成長の兆し
youtubeやニコニコ動画を中心に動画プラットフォームは拡大しており、動画はスマホでもストレスなく視聴できる身近なものとなっています。
それに伴い動画広告市場規模は成長を続けており、2020年には2000億円にまで登ると予測されています。
(参考:YouTube総研「動画広告市場、2020年には2,000億円突破!YouTubeを使った革命的WEBマーケティングの重要性」)
まとめ
私たちが接するメディアはこの数年で大きく変わりました。
どうやってユーザーに情報を届けるのか?どうやって商品・サービスを購入してもらうのか?
マーケティング界の変化に常にアンテナを張り、対応していかなくてはと考えています。
ではでは、K2でした!