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ノンフィクション小説から読み解く洗脳者の手口

オフタイム

こんにちは、K2です。

テレビなどのメディアで目にすることのある「洗脳」あるいは「マインドコントロール」という言葉。
怪しい宗教団体や占いといったイメージが強く、「自分はそういったものに縁がないので大丈夫」と思われている方もいらっしゃるかと思います。

ですが実際は、誰でも、気づかないうちに洗脳の被害に遭っている可能性があるのです。
また洗脳者も自覚なく、無意識に洗脳の手口を使い相手を支配している場合もあります。

今回は2つの犯罪ノンフィクション小説から、2事件の加害者に共通する手口をピックアップしました。
万が一洗脳の被害に遭いそうになったら気づけるよう、自衛のためにお役立て頂ければと思います。

外界と接する機会を減らされる

例え洗脳されていても、家族や友人が被害に気づいたり、また外の情報に接する事で被洗脳者自ら「自分の状況はおかしいのではないか?」と気づく可能性があります。

以下のような方法で外界と接する機会を減らされるのは、洗脳の発覚を防ぐための手口かもしれません。

  • 必要最低限の外出しかさせてもらえない
  • 一緒にいる時間が長くなったり、あるいは長電話などで自分の時間を奪われる
  • スマホなどで行動を監視される
  • 一緒に住もうと勧められたり、同じコミュニティの人間だけの寮に入らされる

他の人物を信用しないよう誘導される

被洗脳者が複数人いる場合は「誰かが失敗した場合や言いつけを破った場合、洗脳者に報告すれば報告者に褒美が与えられる」といったシステムを作ることで、結託して反抗されるのを防ぐ場合があります。

また身近な人物を「あの人はあなたを裏切っている」などと信用しないように促されるのも、周囲と疎遠にさせ、家族や友人が被害に気付くのを防ぐためである可能性があります。

「有能な人」や「優しい人」が徐々に変貌する

初めに「優しい」「皆が凄い人物だと認めている」「重要な仕事に就いている」といった好印象を与えるのも洗脳の手口です。

その人物から徐々に怒られたり脅されるようになっても「あの人は良い人。怒られるのは私が悪いからだ。」と思ってしまいがちです。

例え皆が認める有能な人や窮地を救ってくれた人でも、その後言動が怖いと感じられるような場合は、最初に与えられた好印象は洗脳のための下地であった可能性があります。

身体的に弱らせられる

人は身体的に弱ると、正常な判断能力が無くなります。

暴力もそのための一つの手口ですが、例え暴力がなくとも、金銭を巻き上げられ過労状態に陥らされる・充分な食事を採らせてもらえない・寝不足にさせられるといった状況でも判断能力は奪われてしまいます。

「あなたのせいで~」「あなたのために~」といったワードを使う

「あなたのせいで~をする羽目になった」「あなたのために~をしている」は2事件の加害者の使った共通ワードでした。

「お前は駄目な人間だ」と思いこませることで、「お前は駄目な人間だから俺の言うことを聞いていろ」と支配したり、あるいは「お前は駄目な人間だけれど、俺が何とかしてあげる」と優しいふりをし依存させるのが洗脳者の手口です。

まとめ

人間は自分が思っている以上に周囲の言葉や情報に操られやすい生き物です。
洗脳はこのような人間の性質を悪用したものだと思います。

怪しい宗教団体や占いに縁がないという方でも、誰でも洗脳の被害に合う可能性はあると思います。

例えば社内で、(業務上必要な叱責というレベルを超えて)暴言を吐かれたり、「使えない、駄目な人間だ」と責められるような場合も洗脳の被害を受けている可能性があるのではないでしょうか。

「自分は騙されない」「自分の周りに洗脳してくるような悪人はいない」などと思い込まず、挙げた項目に1つ以上当てはまる場合や「何となく変、何となく怖い」と感じるような場合は、その人物・コミュニティを避けましょう。

参考

  • 消された一家 北九州・連続監禁殺人事件/豊田正義
  • 黒い看護婦 福岡四人組保険金連続殺人/森功

WRITER

K2

ペットに服を着せたくない派なので、幼少期はシルバニアファミリーを全員全裸にしていた。