Blog ブログ

デザインに取り入れたい!写真に関する5つの心理効果

デザイン

こんにちは、NET SANYOのK2です。

心理効果とデザインは密接に関わっているのをご存じでしょうか?
心理効果を踏まえたデザインやレイアウトを行うことで、ユーザーの関心を引いたり、商品のイメージを引き立たせることができます。

今回はデザインに関する心理効果や法則の中から、画像の選定や配置に生かせるものを5つご紹介いたします。

ぜひ、広告に使う写真選びなどの参考にしてみてください。

クレショフ効果

同じ画像でも、その前後の画像によって受ける印象が異なるという心理効果です。

デザインにおいても、写真の組み合わせによってあるイメージを与えたり、あるいは商品のもつイメージを際立たせることが可能です。

(例)石鹸の写真と、他の写真の組み合わせ

汚れた体も綺麗にできそうなイメージ

良い香りのしそうなイメージ

成分にこだわって開発していそうなイメージ

3Bの法則

広告業界の経験的法則です。3Bとは

  1. Baby(赤ちゃん)
  2. Beauty(美人、美しい物)
  3. Beast(動物)

の略。これらを取り入れたCMや広告は目を引きやすく、好感を持たれやすいというものです。

ソフトバンクのCMは、この3Bのうち2つの要素(Beauty・Beast)を取り入れています。

引用:YouTube ソフトバンクCM「父、BIGになる篇」
引用:YouTube ソフトバンクCM「父、BIGになる篇」

森永乳業の妊娠・育児情報サイト「はぐくみ」のfacebookページでは、子育てに関する情報を可愛らしい赤ちゃん(Baby)の写真とともに発信しています。

引用:facebook ママとパパの子育てサポーター はぐくみ/森永乳業

ベビーフェイス効果

人は、丸顔で大きな目・小さい鼻・短い顎・広い額などの特徴を持つ人物に「無邪気」「可愛い」「純真無垢」といった印象を持つ性質があります。

デザインで親しみやすい印象を与えたいときには、これらの特徴を持つ人物の写真を使うと効果的です。
逆に威厳を感じさせたいときには、これらの特徴から遠い人物の写真を使うと良いでしょう。

社会的証明の原理

あなたにはこんな経験はありませんか?

  • 外食する際、待っている客のいないお店よりも、行列ができているお店を選んだ。

人には、他人の行動を基準にして自分の行動を決める性質があります。

広告でよく見る「売上No,1」「会員数○万人」といった表現は、この心理効果を利用しています。バラエティ番組で録音された笑い声を流す演出も、視聴者により番組を面白く感じてもらえる効果があるそうです。

この効果はデザインにも活用できます。人物の視線の先にボタンや注目させたい情報を配置することで、同じ方向にユーザーの視線を誘導することができます。

見えない部分の「理想化」

人は、見えない部分を想像で補う性質があります。

「被写体の一部を隠す」のは、特に食品でよく使われる手法です。
被写体の一部をあえて見えなくすることで、構図にダイナミックさが生まれるとともに、見えない部分を想像させることができます。

また人間の顔も、一部を隠すことで期待を生み、より魅力的に見せることができます。「マスクをしていると、より美人に見える」なんて話もたまに聞きますよね。

まとめ

心理効果の中で、写真の撮影や選定・配置に生かせるものをピックアップしてみました。いかがでしたか?

Webサイト・印刷物・SNS・動画など媒体を問わず活用することができますので、ぜひ参考になさってください。

ではでは、K2でした。

参考

WRITER

K2

印刷物・Web・動画制作会社「NET SANYO」の中の人です。Perfumeにドはまりしている息子(3歳)により、一緒に歌う際のっち役をするよう命じられました。頑張ろうと思います。