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キレイなだけじゃない!デザインにおける「色」の10個の役割

デザイン

印刷物・Webサイトといった身の回りの「色」。
配色はただ「何色にしたらキレイか」だけで決められているのではありません。色には様々な効果があり、広告や商品もその効果を狙って配色されています。

今回は、そんな色の持つ効果を10個ご紹介したいと思います。

1「同じグループだ」ということを示す

色には、複数のものをグループとして認識させる効果があります。
似た要素は同系色でまとめることで、「同じグループだ」と一瞬で認識させることができます。

2.その色の物を連想させる

あなたは上の画像から何を想像しますか?

多くの方は「クリスマス」をイメージしたかと思います。
色には、その色に関係のある物を連想させる効果があります。
他にも、例えば赤ならトマトや和(日の丸)、青なら海や空……といったように、様々なものが挙げられます。

3.音をイメージさせる

ヘッドホンをつけた女性の周りに、カラフルな音符がある
ヘッドホンをつけた女性の周りに、落ち着いた色の音符がある

写真の女性はどんな音楽を聴いていると思いますか?

おそらく、上は「明るいポップス」下は「静かなクラシック」などを想像したのではないでしょうか?

色には「音」をイメージさせる効果もあります。
彩度の高い色は賑やかな音彩度の低い色は落ち着いた音をイメージさせます。また色の数が多いと、より賑やかな印象を与えます。

こちらは弊社の制作事例ですが、メインカラーの紺色からは何となく、バイオリンの深みのある音をイメージできるのではないでしょうか?

礒絵里子様ホームページ

4.温度をイメージさせる

色には温度をイメージさせる効果もあります。

オレンジや黄といった暖色は暖かい印象を与え、青系の色は涼しい印象を与えます。
飲食品の広告でも、温かみを感じさせたいものはオレンジで、清涼感を感じさせたいものは青で着色されていますよね。

5.重さをイメージさせる

段ボールの絵が2つ並んでいる。左の段ボールは黒く、右の段ボールは白い。

人は暗い色ほど重く、明るい色ほど軽く感じる性質があります。実際の重さは同じでも、黒い箱は白い箱のなんと1.87倍も重く感じられるそうです。(参考:「引越屋さんのダンボールに見る色の重さの秘密」)

引越し屋さんの段ボールに白が多いのは、このためです。実際より軽く感じるため疲れづらく、作業効率が向上するのです。

重く見せるために黒く着色する例もあります。金庫は重い方が盗難防止になるため、黒いものが多いのだそうですよ。

6.匂いをイメージさせる

色からは匂いをイメージさせることもできます。
例えば、ピンク→フローラル(花)、黄色→柑橘系、緑→森林といったように、匂いのテーマと同じ色のパッケージにすることで、香りを想像させることができます。

7.味をイメージさせる

色から味をイメージさせることもできます。

例えばピンクはイチゴ味、赤は唐辛子、緑はミント味……といったように、パッケージの色から商品の味を想像させることができます。

8.様々な印象(色彩感情)を与える

色は人に様々な印象(=色彩感情)を与えます。例をいくつかご紹介します。

  • ……活動的・挑戦的
  • ……清潔感・信頼感
  • ピンク……愛らしい・子供っぽい
  • ……純粋
  • ……重厚感・高級感
サイトを見る

例として、赤の心理効果を活用したリクルートサイトをご紹介します。「挑戦的な会社」「熱意のある人材を求めている」といった印象を受けませんか?

色の色彩感情についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、よろしければどうぞ!

色の心理効果を、印刷物やサイトデザインに取り入れよう!

9.習慣との結びつきで意味を示す

信号機

私たちの身の回りには、色と意味が結びついて習慣化しているものが多くあります。

例えば、あなたが外出先でトイレに行きたくなったとします。トイレの扉は2つあります。それぞれ青と赤に着色されていますが、「男性用・女性用」の表記はありません。
でもあなたは扉の色だけで「青は男性用、赤は女性用だな」と判断できるのではないでしょうか?

他にも「赤は危険・緑は安全」(信号の習慣)など、色には習慣から生まれた様々な意味があります。

デザインでも、習慣に沿った色の使い方をすることが大切です。

例えば、お問い合わせフォームの入力エラー。エラーは赤で表示するのが一般的ですが、これを緑にすると「問題なし」という印象を与えてしまい、ユーザーを混乱させてしまうでしょう。

10.注目させる

色には視線を誘導する役割もあります。

モノクロのデザインで一部だけ着色されている場合、視線は色のついた所に誘導されます。

複数の色が使われるデザインでは、弱い色(沈んだ色や淡い色)よりも強い色(彩度の高い色、はっきりした色)、寒色よりも暖色に視線がいきます。

まとめ

以上です。「色の効果」を、ぜひデザインや資料作成に取り入れてみてくださいね。

また身の回りの広告を見る際も、「なぜこの色を使っているのだろう?」とデザイナーの意図を考えてみると面白いかもしれません。

ではでは、K2でした!

参考

WRITER

K2

私の怒り方を完コピした2歳息子に「ママ、だめでしょ」「ごめんなさいは?」と度々叱られるようになった。ごめんなさい。